朝、目覚めたら

 

 

 

島本理生さんの新刊を2日かけて読み切った。

 

後半の流れ、なんか好きだなと思った。帯にも書いてるけど、主人公が同年代で、ちょっとだけ、自分のことのように読んでしまいました(わたしやりがち)。タイトルにも2020年、って入っているけど、たぶん、いまのこのタイミングで読むのが1番いい小説だと思う。装丁(そうてい、って読むんだね)も素敵なので、気になった方はぜひ。

 

 

 

今日は、ちょっとだけ、話してもいいですか。

 

ちょっと避けていたこと。ずっと逃げたかったこと。

 

わたし、ずっと好きなひとがいてね。はじめはどうってことない出来事だったけど、あ、と思い始めてもう2年を過ぎた。だけどどう頑張っても形にはならない関係性だし、わたしもその間に友人の紹介だったり付き合いだったりで連絡をとるひとが別にいたりしたので、あんまりひとにも話していなかったんだけど。にも関わらず、そのひとに対してもやもやしたり嫉妬したり、そういうのは一丁前にあって、だけどアクションもせず、悩みながらもずっと曖昧なまま居たんです。

 

今年の夏、母が入院して、父ともいろんな相談をして、家のことを分担してやったりして、その間は気を張ってたのか、まだ頑張れてたんだけど。どこかで無理してたのか、最近までちょっとしんどかったのね。

 

自分勝手だし良くないなと思ってたんだけど、この期間、わたし、全力でそのひとに寄りかかってしまった。出来事の報告くらいはしてたけれど、何を喋るでもなくて、相談をする訳でもなく、ただご飯を食べたり、お酒を飲んだり、なんてことない会話をする、そういう何でもない時間に助けられてた気がする。

 

秋になって、母が退院して、家のことが落ち着き始めて、やっと自分のことを考えるようになったときに、気が付いたらそのひとのことで頭がいっぱいになっててね。でも、付き合っているわけでもないし、相談しようと思えばできるけど、そういう気にはなれなくて。自分のこと、家のこと、そのひとのこと、いろいろ考えはじめたら、全然冷静で居られなくなってきて、どんどん自分の調子がめちゃくちゃになってるな、っていうのが分かった。仕事も思うようにできなくなって、いろんなことがしんどくなって、出勤しながら、帰りながら、ずっと涙が出るようになって、っていう日が1か月くらい続いて、あ~~~、ってなって、すこし疲れました、っていう意味不明なメールを送って山の中に行っちゃったんですけど。 笑

 

それから、すこしづつ、自分の調子を整えて、これまで話せていなかった友人たちにもこの話をして、最近はちょっと楽になった。たぶん、しんどいこととか嫌なことばっかり見えてたんだと思うし、見ようとしてたんだと思う。自分でなんとかしなきゃ、ちゃんとしなきゃ、って思って、頑張ろうとしてたんだけど、ちょっと力づくすぎたのかもしれない。自分のことなんですけど、ただただ、全部重くて逃げたくてしんどかった。

 

山の中に行った後。仕事もさぼったから、さすがによくないな、と思って、次の日にはちゃんと謝りました。たまにはそういうときもあるし、そんなに謝らなくていいし、私でよかったら話聞くから、って言ってたけど、全部嫌になって死のうとしたけどそうもいきませんでした、みたいな話なんかしなくてもいいよな、って思って、いまも話してないし、これからも話すことはないと思う。

 

変わったのは、前よりももっと自分から連絡しなくなったのと、前は仕事のことと恋愛のことならなんでも話してたけどそれもしなくなった。ただ、やっぱり全部距離を置いてしまうのはしんどいのととにかく仕事がやりづらかったので、仕事の時間だけ元に戻している(この、元に戻す、って言い方にいろんな妬み嫉みを感じる!笑)。いまはこれくらいがちょうどいいっぽいです。

 

そしたらこの前。朝、出勤したら、真面目な感じで呼ばれたから嫌な予感がするな、と思って、ついにクビですか?ってふざけて聞いたら、逆逆、って笑いながら言われて、昇任の話をされた。まだ決定でもなくて内部で調整の段階だから何にもだけど、チャンスがあったら挑戦します、とだけ返事をしておいた。あわよくば、いいところが見つかったらささっと辞めてやろう、と思ってるんだけど、それは言えなかった(そりゃそっか!笑)。いまの職場でわたしの立場で昇任って奇跡みたいなことなんだけど、まだ決定でもないのもあるけど、いまはわらわらすることもなく静かに居ます。ちゃんと考えてるから、って言われて、わたしが居なくなったほうが好都合じゃないのか、って正直今も思ってるし、どういう心理???とも思ったけど、もう考えるのはやめた。

 

っていう話があったんだけど、まだ条件も分からないし、わたしとしては、とりあえず転職活動しながら、どうするか決めようと思ってる。わたし、もっと舞い上がって喜ぶのかと思ってたけど、思ったより冷静で居られてるのでちょっと安心しています。 笑

 

しんどかった間、一緒に居てほしいひとだったのは確かだけど、いまは、好きかどうか正直分からない。で、好きとか言ったこともないんだけど(意地だよな)。で、いまはあんまり考えないようにしてる。これもなかなか勝手だよねえ。わたしも相手のこと言えないや。反省することもやり直したいこともいっぱいあるけど、いまはこれからのことをやる。ちょっと前向きでいる。楽しいことをする。

 

で、こんな時期ではあるんだけど、来月、久しぶりにひとり旅に行こうと思っています。コロナもあるし、ひとりで旅行なんか行ったらマジで死んじゃいそうじゃん、と思ってずっと行けなかったんだけど。 爆

もう大丈夫な気がするので、行ってみようと思う。とりあえず温泉宿とレンタカーだけ予約してます。2食付で謎に広い部屋にしたので、特に何かするでもなく、何冊か本を持って行ってごろごろするのも、飽きたら宿の周りをお散歩するのもいいかな、と思ってます。珍しく日記を書いてみるのもいいし、オンライン飲み会もアリかな。旅行自体が久しぶりすぎてどきどきなんですけど、わたしマジで1年間お疲れちゃーん、の旅。

 

 

 

っていうブログを、辻ちゃんの生配信を聴きながら書きました。 笑

 

これから自分が妻になったら、母になったら、これくらいたくましくて可愛いひとになれるのかしら。目の下のきらきらが可愛い。わたし、そういうお化粧好きよ、辻ちゃん!!!同い年!!!!!

 

さあ、幸せになろうぜ~~~~~。